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| ●万一ご家族が 亡くなられたとき |
亡くなられた、時間、場所、状況、 また、地域の習慣により、対応が異なりますが、 人生の最終にあたり、誠心誠意、丁重に勤めて、 葬儀社にまかせきりにならないよう心がけましょう。 ※次の点を特に留意してください。 ㈠早急に近親者がお寺へ連絡してください。 お寺が遠い場合は、早めに電話を致しましょう。 ㈡家の仏壇は、扉を開け、灯明、線香(一本)をあげ、木魚を打って 念仏をたやさないようにしましょう。 阿弥陀様のご来迎を頂くため です。 ㈢住職と相談のうえ、枕経、通夜、葬儀など葬式の日時や、 葬式の方法などをお決め下さい。 ㈣家族、親族、一人ひとりがお念仏することによって、 信心増進につとめることが、 亡くなった方へのもっとも大切な供養であることを 忘れてはなりません。 |
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| ●人は死んだら どこに行く |
人が亡くなって四十九日間を中陰(中有)と呼びます。 この四十九日間の間に来世の行先が決まる、とされています。 来世とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六道のことです。 経典では人が受胎した瞬間を「生有」、生きている間を「本有」、 死の瞬間を「死有」と呼び、 次の世界に生れるまでの間の四十九日間を 「中陰とか中有」と呼んでいます。 中陰の供養は七日ごとに四十九日まで続けられます。 |
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| ●「四十九日」は なぜ大切なのか |
中陰期間の法事の中でも「四十九日」の法事は、とりわけ重要です。 なぜならば「四十九日」は故人の行先が決定する日だからです。 故人には極楽浄土に行き幸せになってもらいたい、 と願うのは残されたものの自然な感情でしょう。 中陰期間の法事はそのような遺族の願いが込められているので、 この期間に十分な供養を行えば故人は成仏できる、と信じられています。 |
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| ●中陰期間中の 遺族の心得は |
「四十九日」は満中陰とも呼びます。 中陰の四十九日間は、 白木の位牌、遺影、燭台を置き、花や灯明を安置する中陰壇を設け、 故人が浄土に行けるよう家族でお祈りします。 七日ごとの法要が無理な場合でも、この期間は中陰壇の前に座り、 故人の霊に合掌礼拝したいものです。 また「四十九日」は「忌明け」、「精進明け」とも呼び、 近親者を呼んで法要を営みます。 「四十九日」が済んだら白木の位牌から黒塗りの位牌に替えます。 新しい位牌は開眼供養して仏壇に安置します。 |
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| ●「百か日」の 意味は・・・ |
「百か日」は、亡くなって百日目の供養の日です。 「百か日」は「卒哭忌」ともいいます。 「哭」とは泣き叫ぶことで、卒は卒業の卒で終わりを意味します。 つまり、愛するひとが亡くなった哀しみで泣きあかしていた 遺族の気持ちもおちついたころ、 という意味だといえます。 ちなみに「百か日」は中国の教えにもとづくものです。 それによると、もし故人が四十九日の間に 地獄や餓鬼世界におちてしまっても、 百日目の審判があるから、 さらなる追善供養が必要である、と説明しています。 |
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| ●命日・祥月・棚経 | 故人が亡くなった日を毎月の「命日」といいます。 故人を偲んで、 その日あるいは前日(お逮夜といいます)にお勤めを致します。 故人が亡くなった月を「祥月」といいます。 それで、祥月の命日を「祥月命日」と呼びます。 「棚経」とは、お盆に住職が檀信徒の家庭を訪問し 、遠い先祖や先亡精霊に読経念仏の供養を行う行事です。 季節の収穫物を先祖に供えて、 ご先祖が現にいますがごとく温かい心でお迎えし、 ご先祖のお蔭を喜ぶとともに、 ご先祖に私たちの人生が強く、正しく、明るくなるよう誓う行事でもあります。 |
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| ●盂蘭盆会 | 盂蘭盆会には檀信徒は、先亡の精霊を迎える為に仏間に精霊棚を設け、 百味五果の供物を供える。 十三日を「迎え盆」16日を「送り盆」といい 、この間に菩提寺の僧侶を招じて誦経回向する。 これが棚経である。 |
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| ●新盆 | 故人の四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆をいう。 新盆の月の一日から盆提灯を縁側に出して飾り、夕方から灯りをつけます。 夜は中に入れて火の始末に注意します。 精霊棚の準備は、遅くとも十二日には済ませ、新仏の位牌を安置します。 |
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| ●精霊棚 | お盆に飾られる精霊棚で、盆棚ともいう。 位牌を安置し、供え物をする棚のこと。 盆月の十三日がお盆の入りなので、十三日の朝に作る所が多い。 新盆の家では一日から七日までに作りますが、 遅くとも十二日には作っておいたほうがよいでしょう。 仏壇を清掃し、中の位牌や飾り物をすべて出して、ほこりを払います。 |
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| ●年回法要 (先祖先亡の供養) |
私たちに生命を与えてくださった両親をはじめ、 遠い先祖や近親の霊をなぐさめ、 その恩に報いるために、真心をこめていとなむ法事です。 故人の亡きあと、一周忌、三回忌、七回忌、 あとこのように十三、十七、二十三、(二十五)、 二十七、三十三、三十七、四十三、四十七、五十、百回忌と 各回忌があり、つとめることになっています。 地域や寺院によって異なることがあります。 阿弥陀如来の本国であるお浄土に帰られた先祖や先亡の菩提(仏の道)を ますます増進していただくために、 そしてまた、不思議な縁(えにし)で 網の目のようにつながっている私たちが、 そのお蔭を大切にするために行われます。 このために年回には、できるかぎり、有縁の人々があい集い、 心からのお念仏をとなえ、 あわせて自らの心をふり返り、信仰を深めたいものです。 |
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| ●なぜ「法事」を つとめるのか? |
法事とは読んで字の如く「仏法の事」です。 当然のことですが自分が現在あるのは御先祖さまあってのこと。 この生命は先祖とつながっているのです。 その先祖に感謝し行われるのが法事です。 追善供養の追善とは、 追福修善の略で故人のために生きている者が よい行いを修することです。 故人が成仏できるよう生きているものが力をかしてあげるわけです。 |
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| ●お施餓鬼 | お彼岸、盂蘭盆などの行事のほか、 ご先祖の納骨、年回などにもつとめられます。 施餓鬼というのは、お釈迦様が、 お弟子の阿難尊者に教えられた法会の作法です。 そのいわれは『施食の功徳により、 存者(生きている者)は福楽を得て、寿命もきわまりなく、 餓鬼は苦界(苦しみの世界)を離れて 安楽の浄土に生れ変わることができる』との み教えにより行なわれています。 施餓鬼壇をもうけ、先亡や、三界万霊のお位牌を安置し、 百味の飲食(いろいろな供物) をそなえ、読経する厳粛な法要です。 |
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| ●読経回向 | 住職が朝夕のおつとめや、祥月などの法事法要に、 本堂で読経・念仏をする通常のおつとめをいいます。 「回向」とは字の如く「回し向ける」ことです。 読経や念仏などの善い行ないと、 それから生じる功徳を仏様や御先祖にさし向けることをいいます。 その目的は、 一、仏さまのお徳を讃えること。 一、仏さまの み教えを聞くこと。 一、亡くなった方や、御先祖の徳をしのぶこと。 にあります。 |
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| ●墓回向 | 墓前で読経し、念仏を称えるおつとめをいいます。 お墓は自分が今日、こうして生きている生命の根源です。 また先祖、先亡のお姿でもあり、安住の家です。 亡き人に、今いますが如く、真心を捧げ、また自分の心を落ちつけて、 読経・念仏いたしましょう。 |
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| ●法事の予定 | 法事を平日にすると、招待客は参会しづらいものです。 ですから、一般に命日より前の土曜日か日曜日、 または祝日に行われる事が多いのです。 法事を命日からずらすといっても、 命日を過ぎてからというのは、よくありません。 これは法事の日を故人が心待ちしているからだと言います。 ですから命日より前の、 招待客が参会しやすい日であれば1ヶ月程度の範囲の中で 法事を設定すればよいでしょう。 |
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| ●お彼岸の意味 | 「到彼岸」=「波羅蜜多」は悟りの世界へ渡るという意味 お彼岸の原語はサンスクリット語(昔のインドの言葉)のパーラミターです。 これを漢字にしたのが波羅蜜多です。 パーラミターは、パーラムとイターに分解されます。 パーラムとは向こう岸を意味し、イターは到を意味します。 したがってパラーミターは到彼岸(向こう岸に到る)、ということになります。 向こう岸とは彼の岸のことで、これを彼岸と呼ぶのです。 彼岸(向こう岸)とは、悟りの世界。 浄土の世界です。 迷いや煩悩のない世界です。 彼岸に対して、こちらの側の世界を此岸と呼びます。 此岸とは、私たちが生きているこの世のことで、 迷いと煩悩にさいなまれている世界です。 |
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| ●お彼岸の教え | お彼岸に実施する 六波羅蜜(六つの徳目)とは 六つの実践行とは何でしょうか。 布施行・持戒行・忍辱行・精進行・禅定行・智慧行の六つです。 布施とは、昔のインドの言葉のダーナの音写で、 物質的・精神的に施しをすることです。 持戒とは、戒律を守ること、日常生活においても、 規律を守らなければなりません。 仏教の説く一般的な戒には 五戒(不殺生戒・不偸盗戒・不邪淫戒・不妄語戒・不飲酒戒)があります。 忍辱とは、耐えしのぶこと。 腹をたたえることを、ぐっと、おさえるのも忍辱です。 精進とは、努力のこと、悟りに向かって努力することです。 なまぐさいものを食べない努力、 ということから精進料理という名が用いられています。 禅定は、精神統一、集中のことです。 三昧の境地、反省をおこたらないことです。 智慧は、正しい判断。 たんなる知識をこえた心のはたらき、すべてを見通す洞察力です。 |
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