幼くして出家された善導大師は、はじめ『維摩経』や『法華経』についての勉強をしていたようであるが、ある時、阿弥陀仏の西方極楽浄土を描いた絵画を見て、自分も是非このような素晴らしい世界に生まれたいものだ、と願うようになったといわれている。
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そこで善導大師は、多くの仏教経典の中なら、浄土について述べてあるものを探し求め、ついに『観無量寿経』を見出し、そこに詳しく説かれている、十六種の観察法によって浄土に心をとどめる実践を行っていたが、二十余歳の時に、道綽に直接会って教えを聞くことができたので、ますます浄土への往生を願うようになったと言われている。
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善導大師は、極悪人とよばれるような人間でさえも、阿弥陀仏の本願の力によって浄土に往生することができる、と主張された。
仏教で説かれている罪悪には、5逆十悪とまとめてよばれているものがあるが、こういった悪業を積み重ねたものでさえ、いや、こういったものたちをこそあわれんで救おうとするのが阿弥陀仏の誓いなのだ、と解釈したわけである。
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善導大師は、念仏の道を歩むものたちに向かって、次の五種類の修行をすることをすすめている。
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| 一、浄土聖典を読誦すること。 |
| 二、阿弥陀仏の姿と西方極楽浄土の有様とに心を集中して、それらを観察しょうと努力すること。 |
| 三、阿弥陀仏を心から信じて礼拝すること。 |
| 四、阿弥陀仏の名を「南無阿弥陀仏」という形で口に称えること。 |
五、阿弥陀仏の徳を讃嘆して供養すること。
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特に第四番目の行為である念仏を強調して、これこそが浄土に往生できるための最も重要な修行であると考えていた。
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| ■五部九巻の著作 |
『観無量寿経』(観経疏) 4巻
『法事讃』 2巻
『観念法門』 1巻
『往生礼賛』 1巻
『般舟讃』 1巻
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