新着情報

みずはしこども食堂開催!

2017.02.25

IMG_4206 (1).JPG


「みずはしこども食堂」を開催。

100名のまちのこどもたちが集い、まちの大人たちがお出迎え。
一緒に遊んで、あったかいご飯をお腹いっぱい食べて、
一緒に歌って踊って、みんなで掃除して、こどもたちは笑顔で帰っていきました。

役所や他団体の方々も見学に来られ、興味深く見ておられました。

今回はこどもたちができることはこどもたちに考えさせて、行動してもらいました。
食事会場のテーブル配置から考えさせて、要領よくお箸を箸袋に入れたり、
配膳の手伝い、お茶出し、トイレ掃除などいろいろ頑張ってもらいました。
特に6年生は最上学年として、小さなこどもたちのお世話などをして、他の学年のみんながお腹いっぱい食べたあとまでちゃんとご飯を我慢して働いてくれました。
我慢しただけあって、自分の番になると物凄い勢いでお代わりしていました。







至れり尽くせりではないけれども、まちのみんなで賑やかにできる楽しい集いの場。
これがみずはしの「こども食堂」。

小学生が自分たちで収穫したお米をおいしそうにワイワイガヤガヤしながら食べていました。
お出汁も大好評で、豚汁も何度もお代わりしていました。
お米7升分のちらし寿司がキレイになくなったのを見て、前々から食事の準備を進めてこられた給食ボランティアの皆さんもニッコリ。

御飯のあとには、水橋のシンガーソングライター河合良君と水橋LOVEプロジェクトさんのステージライブ。
そこに、水橋のご当地キャラ、売薬の「やくしさん」と米騒動の「おかか」さんもサプライズ出演して、こどもたちも大興奮。
保護者の皆さんも多数ご参加いただき、お迎えに来られて連れて帰られるこどもが「もっとここにおりたかった」と泣き出すぐらい楽しんでもらいました。






まちの12の団体からのボランティアの皆さんも、お昼からの台所の準備から本当にたくさん助けていただきました。
将棋など昔からの遊びのやり方を教えながら、世代間の交流ができているなあと思いました。
すすんでこどもたちと関わってくれた地域の方々も「楽しかった。またやらんまいけ。」と言ってくれました。

片付けを終えて、ボランティアの慰労会(私たちは「おとな食堂」と呼んでいます)で今回のいろいろな反省点などを肴に、このまちの未来の話で大いに盛り上がりました。

次回が楽しみです。
今日も明日もその先も、前を向いて歩こう!

こども食堂前夜

2017.02.23

明日は冬のみずはしこども食堂。
今日はいろいろ備品など細かいチェックや地域の挨拶まわりに奔走しました。
お手伝いボランティアの皆さんは30名ほど。
明日の天気は雨。
こどもたちの参加は100名近く。
久々に武者震いしています。
お米は七升炊き、豚汁は150人前。
小学校のこどもたちが田植えして、収穫したお米を食べてもらいます。
豚汁の野菜は農家の方々からいただいたものです。
おだしは地元水橋の味、かね七さんの自慢のだしを寄付いただきました。
その他多くの物心両方で地域の皆様の支えをいただいてここまできました。
地域のつながりが希薄になったと言い始めて長い年月がたちました。
隣の家の家族構成をご存知ですか。
近所の道で会った人に挨拶してますか。
周りの人たちはあなたのことを知ってますか。
あなたはみんなのことを知ってますか。知りたいと思っていますか。
そして、こどもたちにどんな大人になってほしいですか。

水橋のこども食堂は地域内の交流を生みます。
そしてお互いの壁が少しずつ消えていきます。
みんなが一個の家族のようになります。
まちで困ってる人がいたら助けたくなります。
家族同然だからです。
そんなまちになれば、毎日が幸せですね。

いよいよです!
明日も前を向いて歩こう!

「こども食堂」打合せ会

2017.02.17

1週間前に迫った「こども食堂」の打合せ会を開催しました。

様々な意見が飛び交い、中身のある会議になり、開催が待ち遠しくなりました。
今回は12の団体が協力団体として関わってくださいます。
まちづくり、福祉、PTA、児童館、民生委員さんなど
地域のこどもたちに関わる多くの団体に声がけさせていただき、快諾いただきました。
この事業はとてもシンプル。
御飯をみんなで一緒に食べる。
あとは毎回何を用意してもいいし、その都度こどもに決めさせてもいい。
だからこそ地域の誰もが協力できる可能性があります。
自分なんて何の助けもできない、なんて思うことはなくて。
誰もが何かの助けになれるから、みんなでまちを元気にしていける。
こどもたちはそんなまちの大人のエネルギーを感じて、
大人ってすごいんだとか
僕らもがんばらなきゃとか
こどもなりに元気を出すんだと思います。
あと1週間。
前を向いて歩こう!

IMG_4145.JPG

御正忌報恩講

2017.01.16

今日は親鸞聖人のご命日法要「御正忌報恩講」(ごまんさん)をお勤めしました。

昨日からの大雪で朝から境内の除雪に追われましたが、
足元の悪いなかお越しくださったご門徒さん達と無事にお参りすることができました。
IMG_3941.JPG
お参りでは一年で一番大きなローソクを灯してお参りをさせていただきます。
ローソクからは温かい炎があがり、寒い寒い本堂でも明るさと温もりを感じました。
IMG_3953.JPG
IMG_3955.JPG
IMG_3958.JPG
お昼のお斎(とき)では、昨日から仕込んでくださった浄土真宗ゆかりの郷土料理「いとこ煮」などをみんなでいただきました。
昨日、台所でみんなで味見しながら、薄いやら砂糖が足りんやらくどいやら意見しながらできた味は、毎回好評です。
誰のお椀が小豆が多いなどと大勢で冗談を言いながらいただくご飯はやはりおいしいものです。
今年も無事に執り行うことができ、
このお参りが終わることでようやくお正月が終わったように思えます。
これで私も2017年モードにリセットできました。
今年も気合入れて前を向いて歩こう!

一年のはじまり

2017.01.01

新年あけましておめでとうございます。

昨日の除夜の話でも申し上げましたが、
昨年がどんなであれ、年が改まることはおめでたいことです。
昨年までとは違う、新しい自分がみつかると思うとワクワクしてきますよね。

さて、我が家の正月は朝の本堂でのお参りのあと家族全員でお雑煮を食べます。
実家のお雑煮には鶏肉が入っていて、その味でずっと育ってきましたが、
ここ水橋に来てからは、鶏肉の代わりに海老が入ります。
初めは違和感がありましたが、海老の出汁がクセになって、今ではそれが我が家の味です。

意図しないところでも、人は何かしらに染まります。
よく染まる、悪く染まるというのは主観の問題ですので考える必要もありませんが、
場所に染まること自体は素晴らしいことです。

まちに暮らすことでまちの人として染められていく。
まわりの方々が心を開いて接してくださることで染められていく。
よそから来た私達が少しずつですが、この土地に染められていくことは痛快ですらあります。

多くの方々との関わりを大切にしながら、
今年も一年間、前を向いて歩こう!

IMG_3868.JPG

除夜の鐘

2016.12.31

今日は大晦日(おおみそか)。

毎月の最終日を晦日(みそか)と言い、一年の最後の晦日を大晦日というそうです。
大晦日の夜中から年明けにかけて当寺では「除夜の鐘」をつきます。
近頃メディアで「うるさくて近所迷惑だから」「人が集まらないから」などの理由で
真昼間についてみたり、もしくはやめてしまったりということを聞きます。
情けないことです。
除夜の鐘つきは、決して人を集めるためのイベントではありません。
また、一部の人にはうるさいかもしれませんが、その方々にもいつかこの鐘の音を
年の変わるしるしとして、しみじみ味わっていただける時がくると信じています。
除夜の「除」(じょ)とは、古きものが新しきものに変わる「きざはし」。
「きざはし」とは、かけ離れたところに向けてかかる橋という意味なんだそうです。
今年の私を振り返り、来年の私の歩みを考える。
鐘の音がその助けになれたらと思います。
多くのお支えをいただき、なんとか新しい年を迎えられます。
ありがとうございます。
IMG_3862.JPG

こども食堂に差し入れ

2016.12.17

サツマイモが届きました。

戦時中、照蓮寺は東京からの学童疎開の引受けをしていました。

先日、当時を懐かしんでいらっしゃったご家族と話をする中で、
寺で開催している「みずはしこども食堂」の話題になりました。

「こどもたちにあったかくておいしいもの食べさせてあげたいんです」
「なかなか食材提供してくださる方が少なくて困ってます」
と言っていたら、
「ここの当時のご住職は食べ物のない時代に、僕たちにあったかいご飯を食べさせてくれた恩人」
「何か手助けできることがあったら。でも地元にはサツマイモぐらいしかないけど...」

という話を覚えてくれておられました。

後日サツマイモを山盛りに送ってきてくださいました。
茨城産の紅優甘(べにゆうか)
とっても形のきれいなサツマイモです。

本当にありがたいことです。

これで次回のこども食堂のメニューが一品増やせます!
こどもたちの喜ぶ顔が目に浮かびます。

これからも、まちのこどもたちの笑顔のために!

今日も前を向いて歩こう!

IMG_3511.JPG

煤払い

2016.12.14

IMG_3557.JPG

新年をお迎えする前に、毎年恒例の「煤払い」(すすはらい)を行いました。
仏教婦人会の皆様が中心となって本堂中の大掃除。
天井から壁、床、仏具のホコリを取り払いました。
お盆以来の大掃除でしたが、今回もたくさんの方々と尊い時間を過ごせました。
寺は人の集う場。
明日も前を向いて歩こう!
IMG_3567.JPG

人が集う場

2016.12.12

12月度の月例勉強会を行いました。

参加者の皆さんが大変熱心に取り組んでくださって、住職としてありがたいことです。
はじめに讃仏偈のお経を練習し、その後に住職自作のテキストを使って学びを深めました。
その後の懇親会でも幅広いお話にいろいろと勉強させられることばかりでした。
政治、経済、宗教、旅行、水橋の歴史、そして水橋のこれからについてなど。
段々とみんなが仲間になって、チームになって、
いろんなことについて自由闊達に話し合うことができる場に、
この照蓮寺がなってきたことはうれしいことです。
「人が集いともに歩むことのできるお寺」となれるように。
私も、もっともっと努力しなければ!
明日も前を向いて歩こう!
IMG_3552.JPG

学童疎開

2016.11.27

茨城県より突然の訪問者がありました。
第二次大戦中、照蓮寺に学童疎開していたという方でした。

IMG_3439.JPG

昭和19年、東京荏原区大間窪国民学校より93名の子どもたちがこちらに学童疎開していました。
その時小学5年生だった少年が、現在は82歳となられました。
本堂に入られて、いろいろな記憶が蘇ってきたようでした。
もののない時代に立山町までお米を調達に行って、白米を食べさせてもらったといいます。

スクリーンショット 2016-11-27 23.15.08.png

「今生きているのはこの寺のおかげ」
感慨深く境内を歩き、思い出の松の下で記念撮影をしました。

unspecified.png

「死ぬまでに一度ここに来たかった。僕にとっては聖地。これでいつ死んでもいい」
門から出て行かれる際に、何度も振り返って手を振ってくださいました。

IMG_3442.JPG

大変幸せそうで、こちらも嬉しくなりました。
明日も前を向いて歩こう!

ページ上部へ